ゆめきぼ 放射線技師の腹膜透析日記

診療放射線技師であり、腹膜透析患者であり、小学1年生の父親であり、難病患者でもある私シスキドの仕事や日常を発信していきます。

カテゴリ: 診療放射線技師

最近胃のバリウム検査を受ける人の平均年齢が上がってきています。

バリウムの検査は放射線技師が指示を出し、患者さん自身に動いてもらう検査です。検査自体にかかる時間は7,8分ほどなのですが、その大半を検査台の上で動いてもらうのです。このように、患者さん自身に動いてもらいながら行う検査はほとんどありません。そのため高齢の方からは、すごく敬遠される検査でもあります。

検査中、台の上で動いてもらうには、それなりの理由があります。胃の検査ではバリウムを胃の壁に付着させることにより、胃の粘膜に異常がないかを描出するのです。ある程度動きに敏捷性がないとうまく胃の粘膜にバリウムが付着せず、見落としの原因にもなります。そこにジレンマが生まれます。

ある程度早く動いてもらわないと、正確な検査ができないにもかかわらず、高齢の方には無理をさせすぎないようにしなければなりません。もし、若い人と同じように検査をすると、検査が終わったあと、高齢者にこんな負担を強いるとはとお叱りを受けることもしばしばです。
高齢の方には負荷を少なくし、検査の質を犠牲にしてでも、検査を最後までやり遂げなければならないのです。このように年齢によって検査精度を変えざるを得ない画像検査はありません。本来であれば、バリウム検査による精度の維持に難がある場合、胃カメラを選択してもらう方がいいと思います。しかし、胃カメラとなると医師の範疇です。健診で胃の検査をするのに、高齢の方の胃の検査をすべて胃カメラで行うと、コストがかかるため経営サイドからすると、人件費の安い放射線技師でまかなう方がいいのです。

放射線技師は雇われているため、検査精度が低くなるので検査ができませんとは言えません。経営サイドからすると、検査精度に問題があっても、最後まで検査をしたという事実に意味があるのです。
高齢の方はバリウムの検査が終わると今年もバリウムの検査に耐えられたと意気揚々と帰っていかれます。バリウムの検査が高齢の方にとって一種の運動能力検査と化していることを物語っています。
最近、バリウムの検査をやっていて、バリウムの検査がガンなどの病変を発見する検査から、年齢による運動機能の低下を自覚する検査にシフトしているように思えてなりません。このまま、バリウムの検査が今の状態でいけば、超高齢化社会の中満足な検査精度が維持できないことから、病変の発見率が低下していくのではないかと危惧しています。

もう少し、高齢の方々にバリウムの検査での動きについて、理解をしてもらいたいと切に願います。

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平成最後の勤務が終わりました。
今日は何をするにも「平成最後」が付くようでなんか変な感じです。
そんな中、私も平成最後のうれしかったことがありました。
それは仕事中のことです。今日は胃の透視検査、いわゆるバリウム検査の担当でした。特にトラブルもなく、順調に検査をしていると、上司から急に声がかかります。なにか問題が起きたのかと思い、身構えます。すると上司からバリウムの検査を私にやってほしいという方がいることを聞かされました。

基本的にバリウム検査は空いている人が順次検査をしていきます。まれに女性に検査をしてほしいとか、男性にしてほしいとかそういう依頼があります。そういったときは、希望に沿って担当者を決めます。しかし、検査担当者を指名してくることは非常に珍しいことです。なぜかというとバリウムの検査を受ける人のほとんどは年1回しか受けません。検査担当者を指名するということは、1年前またはそれ以上前に検査した担当者のことを覚えているということです。バリウム検査は非常につらい検査です。大体の人はつらかったことだけが頭に残るので、そこまで検査を担当した者のことを覚えているものではありません。それでも覚えてもらえているということは、放射線技師冥利に尽きます。

私は長年バリウムの検査や様々な検査に従事してきました。その中でもバリウムの検査は一番真剣に取り組んできた検査のひとつです。バリウム検査は検査を受ける人にとって苦しい検査です。げっぷを我慢しなければならないうえに、台の上で激しく動かなければなりません。その中でいかに苦痛を少なく検査を受けてもらうか、そのことを試行錯誤してきました。それが放射線技師20年を過ぎてようやく実を結んできたのかも知れません。たった1件の指名ですが、それだけ私にとっては大きなことなのです。
今回の指名が平成最後にあったことは、なにかを暗示しているのかもしれません。最近、放射線技師であり続けることに不安を感じていたところです。これをきっかけに令和の時代も放射線技師であり続けるよう背中を押された気がします。

そして、私を指名してくれた人が私の平成最後のバリウム検査となりました。

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今日は朝から発熱。38度ちょうどあります。
昨日、職場で冷えたせいかもしれません。とりあえずカテーテルの出口部感染など腎臓に関連した発熱ではなさそうです。熱や寒気があるものの食欲はあり、体がだるくて動けないということはありません。どうも風邪をひいたようです。
それにしてもここ最近よく熱が出ます。免疫が落ちているせいでしょうか?
熱がよく出るせいで、多少の発熱ではしんどいということがなくなりました。

今日は日曜出勤なので、いつもどおりの時間に家を出ます。
連休2日目ということもあり電車はがらがらです。ゆっくり座って職場へ向かいます。
職場に着くと相変わらず、空調が故障していました。やはり寒いです。今日は寒気があるので余計に寒さが身にしみます。

上司に体調が悪いことを言って、今日は動きの多い検査の担当にしてもらいます。
今日は胸部レントゲン撮影の担当です。大体1日120人ほどの胸部レントゲンを撮らなければならないので、結構な運動量です。程よく汗をかくので、熱が下がることを期待します。
仕事が始まり胸部レントゲンを30人撮ったあたりから大分、体が温まってきました。熱があるせいか、汗も良く出ています。時間が経つにつれ、熱が下がってきたようです。体もどんどん軽くなっていきます。
結局、夕方仕事が終わるころには体調はかなり回復していました。

家に帰り熱を測ると平熱に戻っています。長引かなそうでほっとしました。
それでもまだ心配なので明日に備えて、今日も早めに透析液を交換して寝ることにします。

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