今日は私が一番恐れている造影CT検査でした。なぜ、一番恐れているのか、それは以前CTの造影剤でアレルギーを起こしたことがあるからです。

それは今から20年前にさかのぼります。当時勤めていた病院で腹部の造影CTを撮ることになりました。
私は当時放射線技師として多くのCT造影検査をやっていました。その中で造影剤によるアレルギーが出た患者さんはごくわずかです。症状がひどい人でも血圧が少し低下するくらいで、重篤なものは経験がありませんでした。
しかし、いざ自分が造影CTを受けた際、重篤な症状が出たのです。造影剤が入り始めて、すぐに意識を失ったのです。その時は周りにいたスタッフは大騒ぎだったようです。幸い1、2分で意識を回復しました。意識を失っている間の血圧は上が60下が45と、かなり危なかったようです。 

その時以来の造影CTに緊張が高まります。
主治医の先生にはアレルギーショックを起こした件は伝えてあります。今回私が受ける腎動脈塞栓術をするにはどうしても受けなければならない検査なのでやめる訳にはいきません。塞栓術自体にも造影剤を使うためこれはクリアしなければならないのです。20年前にに比べ造影剤も進歩したのでアレルギーの発生確率はかなり下がったので大丈夫だろうと主治医の先生から言われました。ただ、万が一ということがあるので、アレルギーを抑えるステロイドの錠剤を前の晩と今朝の2回服用するよう先生から指示を受けました。

そして、いざ造影CTです。
造影剤が入ってきて体がものすごく熱くなります。20年前は熱くなってきたと思ったあたりで気を失ってしまいました。今回は意識を失うことなく時間が過ぎます。鼠径部あたりがものすごく熱くなってきて、そのあと徐々に熱さが抜けていきます。どうやら、アレルギー症状は出なかったようです。
無事に検査が終わりました。私はもちろんホッとしましたが、担当してくれた放射線技師、看護師、先生たちの方がもっとホッとしたのかもしれません。
本当にご心労おかけしてすみませんでした。