今日は月に一度の腹膜透析用の透析液の配送日です。
透析不足のせいで透析回数が増えたため、いつもより箱の数が多いです。

透析液

1箱8kgある箱が今日は20箱です。
この量を1人の配達の人が我が家の2階にある私の透析部屋まで、すべて運んでくれます。
しかも3箱ずつ。かなりの重労働です。配達の人には本当に頭が下がります。
運ぶだけでなく、箱をきれいに並べてくれるので非常に助かります。
今回はこの量を1ヶ月で使う予定です。


透析液を運んでもらっている間、ふと、腹膜透析をやっている人は全国にどれくらいいるのか知りたくなりました。
私は放射線技師になって20年以上経ちますが、腹膜透析をやっている患者さんに会ったことがほとんどありません。血液透析をしている人とは結構お会いしているのに、なぜ?


そこで人工透析について毎年調査を行っている日本透析医学会のホームページを見てみることにしました。
予想通り調査結果が載っていました。
日本透析医学会の最新の調査によると2017年時点で人工透析をしている人は全国で33万人。
その中で腹膜透析をしている人は1万人に満たない9090人であることがわかりました。
これは人工透析をしている人の2.7%にあたります。
想像していた数よりかなり少ないです。
この数なら会ったことがないのも納得です。


この調査結果を見て、さらにもうひとつの謎も解けました。
私が腹膜透析導入のために入院した病院では、腹膜透析を見たことがないという看護師さんが何人もいました。
そのため、看護師さんに透析液を交換している光景やカテーテルがどのように入っているかを見せてほしいとよく言われました。
そのときは若い看護師さんが多いからかなと思っていました。
また、私に頼みやすいからかなと。もしかして人気があるのかなと若干そんなことも考えていました。


しかし、理由が違いました。単純に珍しかったのです。
腹膜透析は人工透析の中でたった2.7%しかない透析方法です。
少ないチャンスをものにしないと実際目にする機会も少ないのです。
看護師さんたちは少しでも経験を積むために一生懸命なのだとわかりました。
私が人気者だったわけではなかったのです。この事実を知ると少しがっかりです。

でも、自分自身も腹膜透析になったことで医療人として、放射線技師として少し成長したような気がします。
医療現場で働いていながら、今まで知らなかった領域に自分自身が患者になることで知ることができたのですから。
今日は自分自身が患者になったことで得たものの大きさを再認識できた、いい日でした。

明日からも更なる高みを目指してがんばります。